絶弦・絶絃(読み)ぜつげん

精選版 日本国語大辞典 「絶弦・絶絃」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐げん【絶弦・絶絃】

〘名〙 (中国古代の琴の名人伯牙が自分技量をもっとも理解してくれた鍾子期に死別してから愛用の琴の弦を断ち、二度と琴をひかなかったという故事から) 愛用の楽器の弦を断つこと。転じて、なれ親しんだもの、人、行為と決別すること。
明衡往来(11C中か)下末「昔日所習龍笛与鳳琴也。伯牙絶絃古史載之」 〔呂氏春秋‐本味〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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