統一会派「改新」(読み)とういつかいは・かいしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「統一会派「改新」」の意味・わかりやすい解説

統一会派「改新」
とういつかいは・かいしん

1994年4月,衆議院に届けられた会派新生党,日本新党,民社党自由党,「改革の会」,無所属の議員ら 130人で結成された。 94年 12月には新生党として発展的に解消した。 94年4月,細川護煕内閣退陣を受けた首相指名選挙で,羽田孜首相を指名したあと,当時民社党委員長だった大内啓伍が統一会派の結成を呼びかけた。しかし社会党がこれに反発,閣内に入ることを拒否し新党さきがけとともに閣外に去った。このため羽田政権は「少数与党政権」として発足せざるを得なくなり,予算成立直後に内閣不信任を突きつけられ,94年6月までの短命政権に終った。

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