細砕（読み）さいさい

精選版 日本国語大辞典

さい‐さい【細砕】

〘名〙 (形動)

① こまごまとしていること。こまかくわずらわしいこと。また、そのさま。煩砕。

※吾妻鏡‐建保六年（1218）四月二九日「被_レ下_二件位記於三品御亭_一。此事儀定反_二細砕_一歟」 〔韋昭‐国語解叙〕

② こまかく砕けていること。また、そのさま。さいすい。

※国歌八論（1742）択詞「古言はただに質朴なれば、その中に迂遠なる詞・急迫なる詞・細砕なる詞ありて悉くに用ふれば幽艷ならず」

さい‐すい【細砕】

〘名〙 こまごまとしていること。特に、ことがらをことこまかに述べること。さいさい。せいすい。〔文明本節用集（室町中）〕

※日葡辞書（1603‐04）「Saisui(サイスイ) マウシ キカセ ソロ〈訳〉極めて詳細に話した」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【細砕】さいさい

つまらぬ。唐・白居易〔牡丹芳〕詩　雜(ざつき)亂、比方無し　石竹金錢（花）何ぞ細碎なる

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出典　平凡社「普及版 字通」