紫苑色(読み)シオンイロ

デジタル大辞泉 「紫苑色」の意味・読み・例文・類語

しおん‐いろ〔シヲン‐〕【紫×苑色】

紫苑の花のような色。くすんだ青紫
かさねの色目の名。表は薄紫、裏は青。または、表は蘇芳すおう、裏は萌葱もえぎ。秋に用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「紫苑色」の解説

しおんいろ【紫苑色】

色名の一つ。キク科シオンの花のように淡い色のこと。夏から秋にかけて西日本山地草原に素朴な花を咲かせる。紫を賛美した平安時代に紫系の花の名が数多く色の名に選ばれ、紫苑色もそのころに誕生したとされる伝統色名。かさね色目いろめの名でもあり、表は薄い紫、裏はなど。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

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