デジタル大辞泉
「紅梅色」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
こうばい‐いろ【紅梅色】
※
浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)二「又いま君がゆ上り見れば、かうばい色
(イロ)のことなるに」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
こうばいいろ【紅梅色】
色名の一つ。JISの色彩規格では「やわらかい赤」としている。一般に、平安貴族たちが愛好した紅梅の花のような色のこと。キク科ベニバナを用いた紅染で、やや紫みのある桃色をさす。平安時代に大流行したらしく清少納言も『枕草子』でとりあげている。初春に花を咲かせ、その後に咲く桜の花より色は濃い。襲の色目の名でもあり、表は紅色、裏は蘇芳など。また毎年1月に京都競馬場で開催される「紅梅ステークス」は、この紅梅に由来する。
出典 講談社色名がわかる辞典について 情報