紅摺(読み)べにずり

精選版 日本国語大辞典 「紅摺」の意味・読み・例文・類語

べに‐ずり【紅摺】

〘名〙 浮世絵版画技法一つで、墨板のほか少数の色彩版木で印刷するもの。はじめ紅・緑の二色であったが、しだいに五~六色までふえた。また、その刷ったもの。
※狂詩・寝惚先生文集(1767)一・詠東錦絵「忽自吾妻錦絵移、一枚紅摺(ベニスリ)沽時」

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