約・縮・促(読み)つづめる

精選版 日本国語大辞典 「約・縮・促」の意味・読み・例文・類語

つづ・める【約・縮・促】

〘他マ下一〙 つづ・む 〘他マ下二〙
① 長さを小さくする。短くする。ちぢめる。
蜻蛉(974頃)下「幸ひある人こそ、命をつつむれと思ふに」
② 量を少なくする。内容をまとめて簡単にする。内容を要約する。
平家(13C前)一〇「心ざしを九品にわかち、行を六字につづめて、いかなる愚智闇鈍の物も唱ふるに便りあり」
③ ちぢめておさめる。小さくまとめてしまいこむ。
※大日経義釈延久承保点(1074)「纔かに念を(ツツムル)頃に」
材料費用などを節約する。質素にする。また、生活を切りつめる。
※玉塵抄(1563)一五「城かまえを修理し食を減しいたづら酒食をついやすことをかんりゃくし物の入ることをつつめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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