籠物(読み)コモノ

デジタル大辞泉 「籠物」の意味・読み・例文・類語

こ‐もの【籠物】

かごに入れた果物。木の枝につけて、献上物または儀式のときなどに用いる。
「その日の御前折櫃物をりびつもの、―など」〈桐壺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「籠物」の意味・読み・例文・類語

こ‐もの【籠物】

〘名〙 かごに入れたもの。かごに入れた果物。木の枝などにつけて、献上物または儀式の時などに用いる。
源氏(1001‐14頃)宿木「その餠の急ぎを心に入れて、こもの檜破子(ひわりご)などまで見入れ給ひつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android