篠ヶ谷遺跡(読み)ささがたにいせき

日本歴史地名大系 「篠ヶ谷遺跡」の解説

篠ヶ谷遺跡
ささがたにいせき

[現在地名]岐阜市梅林

瑞龍寺ずいりようじ山の南麓、現在の梅林ばいりん公園付近で、享保年間(一七一六―三六)に一個の銅鐸が出土した。長く所在不明であったが、天理大学付属天理参考館所蔵の銅鐸がそれと判明した。銅鐸は上加納銅鐸と称され、身が押しつぶされ、鈕・鰭および身の裾には欠損がある。現在の高さ二八センチ。全体に鋳上りが悪く、文様の不鮮明な部分がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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