箸尾遺跡(読み)はしおいせき

日本歴史地名大系 「箸尾遺跡」の解説

箸尾遺跡
はしおいせき

[現在地名]広陵町大字沢・大字菅野、河合町大字長楽

高田たかだ川と葛城かつらぎ川の合流点近くの低湿地に立地する縄文時代後期から近世に至る複合遺跡。昭和五五年(一九八〇)からの調査で、上層は埋没条里水田、下層は縄文時代後期から古代にかけての集落であることが判明した。古代の村落が成立したときの地形は、二つの微高地とその間を流れる河川があって、集落はこの微高地上に築かれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android