筥迫・函狭子(読み)はこせこ

精選版 日本国語大辞典 「筥迫・函狭子」の意味・読み・例文・類語

はこ‐せこ【筥迫・函狭子】

〘名〙 女性懐中にはさんで持つ、金襴羅紗ビロードなどの布製の紙入れ江戸時代奥女中や武家中流以上の若い女性が用いたが、今日では、もっぱら礼装時の装飾として用いる。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上「はこせこから目鏡を出してはなへはさむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android