笹野才蔵(読み)ささのさいぞう

精選版 日本国語大辞典 「笹野才蔵」の意味・読み・例文・類語

ささの‐さいぞう ‥サイザウ【笹野才蔵】

〘名〙
疱瘡呪符として宿札(やどふだ)に書く名。
※俳諧・二葉集(1679)「のり懸て越す山は疱瘡 宿札は笹の才蔵とうたれたり〈如雲〉」
② 福岡市博多、および宮崎県佐土原から産する裃姿の猿の土人形。佐土原産のものは疱瘡除(ほうそうよけ)として神棚にまつる。また、博多地方ではこの像を印刷した紙を家の出入口にはって疱瘡除、麻疹除などのまじないとする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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