笹の隈(読み)ささのくま

精選版 日本国語大辞典 「笹の隈」の意味・読み・例文・類語

ささ【笹】 の 隈(くま)

(地名「ひのくま(檜隈)」に接頭語「さ」の付いた「さひのくま」が「ささのくま」と誤られ、「笹の隈」と解されたもの) 生い茂った笹によってできた物かげ。
古今(905‐914)神あそびの歌・一〇八〇「ささのくまひのくま河にこまとめてしばし水かへ影をだにみむ〈よみ人しらず〉」
源氏(1001‐14頃)椎本「むつかしげなるささのくまを、駒ひきとどむる程もなく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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