笠石新田(読み)かさいししんでん

日本歴史地名大系 「笠石新田」の解説

笠石新田
かさいししんでん

[現在地名]里美村小妻こづま 笠石

里川の上流域に位置し、西と北は小妻村、東は上田代かみたしろ新田、南は小中こなか村。

新編常陸国誌」に「初ハ十石新田ト称ス、寛文年間ノ墾開ト云フ。其艮方ノ山中ニ巨石アリ、高八尺幅一丈余、上ニ円石ノ高四尺計リナルモノヲ戴ク」とみえるが開発者は不明。寛文五年(一六六五)の笠石新田宗旨御改帳(高倉勤氏蔵)七戸・二五人とみえ、天保一〇年(一八三九)の笠石新田土地方改正ニ付大図積書上帳(高倉信篤氏蔵)には寛政七年(一七九五)の戸数一〇・人別四三、馬八・借馬一四とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android