笠卒都婆・笠卒塔婆(読み)かさそとば

精選版 日本国語大辞典 「笠卒都婆・笠卒塔婆」の意味・読み・例文・類語

かさ‐そとば【笠卒都婆・笠卒塔婆】

[1] 死者追福のために墓のうしろに建てる細長い板で、笠付きのもの。五輪の上に笠を付けた卒都婆
吾妻鏡‐文治五年(1189)九月一七日「其路一町別立笠率都婆
[2] (笠卒都婆) 謡曲。二番目物。廃曲。作者未詳。別名重衡(しげひら)」。奈良坂でさらし首にされた平重衡亡霊が、南都炎上に手をくだした自責苦悩を語るという筋立て。番外曲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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