亡霊(読み)ぼうれい

精選版 日本国語大辞典 「亡霊」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐れい バウ‥【亡霊】

〘名〙 亡くなった人の魂。亡魂。もうれい。
御堂関白記‐寛弘二年(1005)一〇月一九日「座此山先孝・先妣及奉始昭宣公諸亡霊、為無上菩提」 〔後漢書‐鄧伝〕

もう‐れい マウ‥【亡霊】

〘名〙 (「もう」は「亡」の呉音) 亡くなったもののたましい。亡魂。ぼうれい。〔饅頭屋本節用集(室町末)〕

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デジタル大辞泉 「亡霊」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐れい〔バウ‐〕【亡霊】

死者の魂。亡魂。また、幽霊
過去にはあったが、現在ではもはや存在していないもののたとえ。「軍国主義亡霊
[類語]幽霊幽鬼人魂

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普及版 字通 「亡霊」の読み・字形・画数・意味

【亡霊】ばう(ばう)れい

死者の霊。〔後漢書、方術下、劉根伝〕太守、根を以て妖と爲す。~根、是(ここ)に於て左して嘯(うそぶ)く。頃(しばら)くりて、親數十人、皆反してに在り。~して曰く、汝子孫爲(た)るに、先人ること能はずして、反つて靈を累辱せしむ~と。~懼悲哀し、頓首血し、自ら甘んじて罪に坐せんことをふ。

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