競後(読み)きおいおくれ

精選版 日本国語大辞典 「競後」の意味・読み・例文・類語

きおい‐おくれ きほひ‥【競後】

〘名〙
競争で、おくれをとること。競争して負けること。はりあって、ひるむこと。〔文明本節用集(室町中)〕
双六(すごろく)の手の「きおい」と「おくれ」。転じて、双六そのものをいう。
狂言記・双六僧(1730)「れいの友達打寄て、きおいおくれを打けるに」
③ きそいあうこと。競争すること。
※俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)長抜書「人間万事にきおひをくれ有」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android