竜禅寺(読み)りゆうぜんじ

日本歴史地名大系 「竜禅寺」の解説

竜禅寺
りゆうぜんじ

[現在地名]取手市米ノ井

こめ集落中央に所在。米井山と号し、天台宗本尊弥陀如来。「下総旧事考」に「在米野井村、相伝平将門創建、延長三年、僧伝誉所開後建久中、僧行弁再興、域中有三仏堂、(中略)寺後有将門妾桔梗墓、載于墳墓志稿、隷守谷西林寺、三仏堂領十九石三斗余、天正十九年辛卯十一月付」とみえている。寺の由緒書によれば寛永七年(一六三〇)本堂・庫裏その他を焼失したが、元禄元年(一六八八)再建され現在に至っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「竜禅寺」の解説

竜禅寺

茨城県取手市にある寺院。1569年以前に建てられ、釈迦、弥陀、弥勒の三仏を祀る三仏堂は、国の重要文化財に指定されている。

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