竜眼(読み)リュウガン

デジタル大辞泉 「竜眼」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐がん【竜眼】

ムクロジ科の常緑小高木。葉は羽状複葉で、互生。春、黄白色の芳香のある小花を円錐状につけ、夏に淡褐色球形の実を結ぶ。中の白色多肉の仮種皮は甘く、生食し、また漢方で用いる。中国南部の原産
天子の目。りょうがん。
「―より御涙を流させ給ひ」〈盛衰記・七〉

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デジタル大辞泉プラス 「竜眼」の解説

竜眼

金魚一種。中国産。和蘭獅子頭(オランダししがしら)と出目金との交配により作出されたもの。体形は和蘭型で、目玉がとび出す。「ドラゴンアイ」「出目オランダ」ともいう。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「竜眼」の解説

竜眼 (リュウガン)

学名Euphoria longana
植物。ムクロジ科の常緑小高木,薬用植物

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世界大百科事典(旧版)内の竜眼の言及

【一弦琴】より

…胴の長さ3尺6寸6分(約111cm),幅は頭部3寸5分(約11cm),尾部2寸6分(約8cm)くらい。頭部の端を竜頭(りゆうず),尾端を竜尾といい,竜頭の近くにある竜眼に通した弦を竜尾の近くに立てた転軫(てんじん)に巻いて止める。転軫を立てる孔を竜孔という。…

※「竜眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」