立込・建込(読み)たてこむ

精選版 日本国語大辞典 「立込・建込」の意味・読み・例文・類語

たて‐こ・む【立込・建込】

〘自マ五(四)〙
① こみあう。また、多人数が一か所に集まって、混雑する。
※雑俳・俳諧觿‐一(1768)「建込んで利そふもない灸を居」
② たくさんの用事仕事などが一時に重なる。予定日程などがぎっしり詰まる。
※永日小品(1909)〈夏目漱石泥棒「暮で用が立(タ)て込(コ)んでゐて来られない」
③ 家などがぎっしりと立ち並ぶ。
※俳諧・句兄弟(1694)中「世をそむくには邪魔な脇差 立込んで僧房多き中に小柴垣其角〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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