立泉寺村(読み)りゆうせんじむら

日本歴史地名大系 「立泉寺村」の解説

立泉寺村
りゆうせんじむら

[現在地名]立山町立泉寺

常願寺川中流右岸、上開発かみかいほつ村の南に位置。かつて立泉寺という寺院があったことが村名の由来という(越中志徴)。また立山りゆうせん(現上市町)がもと当地にあったためとも、同寺に縁のある立泉寺を当地に建立したためとも伝える(五百石地方郷土史要)。開発について細川越中守の重臣土地半兵衛が竹内たけのうち(現舟橋村)から来て城を築き、農業を伝えたという伝承がある(同書)。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高七二石、免三ツ六歩、明暦二年の新田高三石、小物成は鮎川役二匁(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android