窮措大(読み)キュウソダイ

デジタル大辞泉 「窮措大」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐そだい【窮措大】

《「措大」は学者書生の意》貧乏な学者や書生。
「今迄はわからずやの―の家に養われて」〈漱石吾輩は猫である

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「窮措大」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐そだい【窮措大】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「措大」は大事を挙措する意から転じて、学者、書生の意 ) 貧乏な学者。まずしい書生。
    1. [初出の実例]「我想ふ、是れ也(ま)た窮措大の人を瞞(あざむ)套語と」(出典江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. 「彼等は汝が如き窮措大(キウソダイ)めきたる男にあらず」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉猶太の翁)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android