窪川町
くぼかわちよう
面積:二七八・一一平方キロ
高知市から国道五六号で西へ約六七キロ、高岡郡最南端に位置する。東南は海に面し、志和港から絶壁の海岸が興津崎まで続き、興津崎のある小半島の西は白砂青松の小室の浜。東・北・西の三方は山に囲まれ、中央部を南流する四万十川流域には平均標高二〇〇メートルのいわゆる高南台地が開ける。
台地西北隅にそびえる鈴ヶ森(一〇五四メートル)から東方の大小権現山(六九三メートル)を経て七子峠北方に至る山嶺は大野見村との境をなし、七子峠から南の火打ヶ森(五九〇メートル)を経て志和の北にある中岬に至る山地が中土佐町との境をなす。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報