空頼(読み)そらだのめ

精選版 日本国語大辞典 「空頼」の意味・読み・例文・類語

そら‐だのめ【空頼】

〘名〙 頼みにならないことを頼みに思わせること。あてにならない期待をさせること。あいなだのめ。
蜻蛉(974頃)上「定めなく消えかへりつる露よりもそらたのめする我れは何なり」

そら‐だのみ【空頼】

〘名〙 頼みにならないことを頼みにすること。あてにならない期待をすること。あいなだのみ。
※出観集(1170‐75頃)「立忍びまてとたのめしなかやりとかけてもしける空頼み哉」

むなし‐だのみ【空頼】

〘名〙 あてにならない頼み。むなだのみ。
古今六帖(976‐987頃)三「伊勢の海のなぎさに寄するうつせ貝むなしたのみによせつくしつつ」

むな‐だのみ【空頼】

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