デジタル大辞泉
「空吹く風」の意味・読み・例文・類語
空吹く風
吹き過ぎていく風を気にとめないように、周囲のことに無関心であること。どこ吹く風。「空吹く風と聞き流す」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
そら【空】 吹(ふ)く風(かぜ)
① 吹き過ぎてゆく風。空を吹いている風。
② 転じて、吹き過ぎる風のように、無関心であること。そしらぬふりをすること。また、
かいのないこと。どこ吹く風。
※桂宮丙本忠岑集(10C前)「よの中におもひいたらぬくまなきとそらふくかせといづれまされり〈躬恒〉」
※歌舞伎・
太鼓音智勇三略(
酒井の太鼓)(1873)
大詰「姉が
意見も耳には入らぬか、空吹
(ソラフ)く風
(カゼ)に
高鼾」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報