種類株(読み)シュルイカブ

デジタル大辞泉 「種類株」の意味・読み・例文・類語

しゅるい‐かぶ【種類株】

利益配当が優先する、議決権がまったくない、議決権が制限されるなど、普通株とは内容の異なる株式種類株式

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「種類株」の意味・わかりやすい解説

種類株
しゅるいかぶ

普通株とは権利の内容が異なる株式。会社法は、各株主の権利の内容が同一であることを原則としているが、一定範囲要件もとに、異なる種類の株式を発行することを許容している。これにより、株式会社の資金調達柔軟性多様性が生まれるという利点がある。利益配当などで他の株式より優先的な地位を与えられる優先株や、剰余金配当や残余財産分配等について他の種類の株式に比べ劣後的地位にある劣後株などが、これにあたる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android