種山城跡(読み)たねやまじようあと

日本歴史地名大系 「種山城跡」の解説

種山城跡
たねやまじようあと

[現在地名]東陽村南・小浦

河俣かわまた川と小浦こうら川が落合う小丘上にあり、地籍みなみと小浦にまたがる。正平三年(一三四八)九月日の恵良惟澄軍忠状(阿蘇家文書)に「種山黒駮城」とみえ、同元年八代に攻め入った少弐頼尚に攻略された。「国誌」所引の「陣迹誌」に「種山城ハ道後郷南種山陣内村ニアリ、相良家臣蓑田善内兵衛城番ノ長タリ」とあり、「国誌」は「城高サ山形ニ百間、東西三十間、南北四十間、地張五百八十間」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android