程久保村(読み)ほどくぼむら

日本歴史地名大系 「程久保村」の解説

程久保村
ほどくぼむら

[現在地名]日野市程久保一―八丁目・程久保など

三沢みさわ村の南西にあり、南西から北東へ程久保川が流れる。永禄一〇年(一五六七)一〇月一八日の高幡不動堂座敷次第覚写(史籍雑纂)に「ほとくほやつ」とみえ、木切沢ききりざわ山の領域内の程久保谷ほどくぼやつに居住していた高麗勘解由が高幡たかはた不動(金剛寺)の正月仏事に参列していた。ただしこの覚は天文年間(一五三二―五五)頃の実態と推定されている。天文頃に原図が作られたとみられる高幡高麗一族屋敷・下地等絵図(同書)には、新井あらいの南限が「ほとくほやつ平山まて」とあり、程久保谷は新井村平山ひらやま村と接していた。程窪村と記されることもあった(寛文七年「程窪村検地帳」田倉家文書など)。田園簿に程久保村とみえ、田方一一石余・畑方八石余、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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