禿魯江(読み)とくろこう

百科事典マイペディア 「禿魯江」の意味・わかりやすい解説

禿魯江【とくろこう】

朝鮮民主主義人民共和国慈江道を流れる鴨緑江支流狼林山脈妙香山脈の接点付近に発源し,狄踰嶺(てきゆれい)山脈を横断して北上し,江界付近で鴨緑江に注ぐ。全長238.5km。上流と江界に水力発電所がある。
→関連項目江界慈江道

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「禿魯江」の意味・わかりやすい解説

禿魯江
とくろこう / トクロカン

北朝鮮、慈江道を北流して鴨緑江(おうりょくこう)に注ぐ川。全長238.5キロメートル。流域面積5207平方キロメートル。狼林(ろうりん)山脈中の小白山、雄魚水山に発源し、北西流して前川で化京(かけい)川を入れ、江界で南川北川を合流して時中から南西流しているが、ここで発電用人工湖禿魯江湖となる。堰堤(えんてい)から約20キロメートル西に向かって曲流し、鴨緑江に注いでいる。

[魚 塘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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