祢布ヶ森遺跡(読み)にようがもりいせき

日本歴史地名大系 「祢布ヶ森遺跡」の解説

祢布ヶ森遺跡
にようがもりいせき

[現在地名]日高町祢布 祢布ヶ森

円山まるやま川と支流稲葉いなんば川の合流点近く、標高二五―三〇メートルの段丘および小扇状地上に立地。国道三一二号バイパス建設に伴う発掘調査時点での路線選定に伴う確認調査、路線部分の発掘調査では祢布によう森西もりにし遺跡と呼称。縄文時代中期から平安時代にかけての遺跡で、奈良・平安時代の遺構は広い範囲に分布し、官衙的性格を濃厚に示す。昭和二八年(一九五三)に最初の発掘調査が行われ、同四八年以降、開発に伴う数次の発掘が行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android