神風タクシー(読み)カミカゼタクシー

デジタル大辞泉 「神風タクシー」の意味・読み・例文・類語

かみかぜ‐タクシー【神風タクシー】

昭年三十年代に交通規制を無視して走りまわったタクシーの俗称。

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精選版 日本国語大辞典 「神風タクシー」の意味・読み・例文・類語

かみかぜ‐タクシー【神風タクシー】

〘名〙 (タクシーはtaxi) スピードを出して、事故をまねくようなむちゃな運転をするタクシー。
野獣の街(1960)〈大藪春彦〉三「時々いき交うのは気狂いじみた神風タクシーやトラックだけだった」

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世界大百科事典(旧版)内の神風タクシーの言及

【タクシー】より

… 戦後新規免許が認められるとタクシー台数は急増した。57‐58年ころには運賃改訂を抑制したことを発端に,東京など大都市で無暴運転が横行して神風タクシーと呼ばれ,交通事故の多発,運転サービスの低下などから社会問題にまで発展した。このような背景から法人(会社)タクシーの評判が低下し,個人タクシー制度が導入されたのである。…

※「神風タクシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」