神思(読み)しんし

精選版 日本国語大辞典 「神思」の意味・読み・例文・類語

しん‐し【神思】

〘名〙
① 神のみこころ神慮神感
※幸若・木曾願書(寛永版)(室町末‐近世初)「こころざしのいたり、しんし真にあり、たのもしきかなや、よろこばしきかなや」 〔韋昭‐呉鼓吹曲・従歴数〕
精神。こころ。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「その筋骨の堅き、神思の強きは、豈その職分を尽すの明証ならずや」 〔晉書‐劉寔伝〕

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普及版 字通 「神思」の読み・字形・画数・意味

【神思】しんし

心が自在にはたらく。〔文心雕竜、神思〕古人云ふ、形(身)は江の上(ほとり)に在るも、心は魏闕(ぎけつ)(宮城)の下(もと)に存すと。思の謂(いひ)なり。

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