祖父川村(読み)そぶかわむら

日本歴史地名大系 「祖父川村」の解説

祖父川村
そぶかわむら

[現在地名]武儀町富之保とみのほ 祖父川そぶかわ

津保つぼ川支流の南流する祖父川中流域に位置し、南は若栗わかくり村、南西大門おおもん村。慶長一〇年(一六〇五)の実蔵坊津保檀那目録案(経聞坊文書)に「そふ河与左衛門」とみえる。元禄郷帳に「上ノ保祖父川村」と記され、高二七石余。「濃州徇行記」によれば高三八石余、田三畝余・畑四町七反余・屋敷三反余、家数二六・人数一六六、馬一〇、人数に比して田地が不足しているため、東の岩山崎いわやまざき村へ越作を行い、薪の伐り出しなどの山稼も行う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android