武儀町(読み)むぎちよう

日本歴史地名大系 「武儀町」の解説

武儀町
むぎちよう

面積:六五・一〇平方キロ

県中央部、武儀郡の南東部に位置し、町の中央を津保つぼ川が湾曲しながら南流する。その支流武儀倉むぎくら川・中之保なかのほ川などを合流し、河谷平野が発達している。四方を山々で囲まれた町で、東は加茂郡七宗ひちそう町、西は美濃市・郡上ぐじよう美並みなみ村、南は関市・美濃加茂市、北は上之保かみのほ村に接する。町名は古代の武藝むげ(のち武儀郡)に由来する。粟野あわの地区からは縄文式土器や石鏃・石斧・石匙・石皿などが出土。中世には摂関家領武儀庄の庄域であったとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報