祓戸神社(読み)はらえどじんじや

日本歴史地名大系 「祓戸神社」の解説

祓戸神社
はらえどじんじや

[現在地名]国分市府中町

現国分市街の西方に位置する。祭神は瀬織津姫神・気吹戸主神・速秋津姫神・速佐順良姫の祓戸四柱とされるが、伊弉諾・伊弉冉の二神ともいわれる(国分郷土誌)。旧村社。古くは守公もりきみ神社(守君神社とも記す)と称し、創建の経緯については明らかではないが、大隅国の総社であったと伝える。調所氏家譜・寺社調などによると往時は五五町の神領を有し、調所・伊集院瀬戸口・姫木の四家が主取役を勤め、ほかに判官代とよばれる社人五五家があり、祭礼は年に二十数度を数えたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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