礼成門院(1)(読み)れいせいもんいん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「礼成門院(1)」の解説

礼成門院(1) れいせいもんいん

1303-1333 鎌倉時代,後醍醐(ごだいご)天皇の中宮(ちゅうぐう)。
嘉元(かげん)元年生まれ。西園寺実兼(さねかね)の娘。尊治(たかはる)親王(のち後醍醐天皇)の後宮にはいり,懽子(かんし)内親王(のち宣政門院)を生む。元徳4=元弘(げんこう)2年天皇の隠岐(おき)配流(はいる)後,北朝から院号をうけ出家。翌年天皇の京都帰還により中宮に復し,ついで皇太后となった。正慶(しょうきょう)2=元弘3年10月12日死去。31歳。後京極(ごきょうごく)院と追号された。名は禧子(きし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例