硬膜外モルヒネ投与法(読み)こうまくがいモルヒネとうよほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硬膜外モルヒネ投与法」の意味・わかりやすい解説

硬膜外モルヒネ投与法
こうまくがいモルヒネとうよほう

癌性疼痛の治療法の一つ。脊髄に近い硬膜外に細いチューブを挿入してモルヒネ注入し,神経麻痺 (まひ) させて鎮痛効果を得る方法。1日の注入で 12時間以上効果が続く,筋肉注射などに比べて1日に使用する薬の量が少なくて済む,何回でも繰り返し投与できるなどの利点があるが,入院が必要で入浴外出外泊も制限される,手技難しいなどの欠点もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android