デジタル大辞泉
「硬文学」の意味・読み・例文・類語
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こう‐ぶんがく カウ‥【硬文学】
〘名〙 表現、内容の点で読者にかたい感じを与える文学。特に、日本文学史で、近世国学以来主要な研究対象とされてきた
和歌、
物語などに対し、論証性、思想性の強いもの、
漢文脈の勝ったものをいう称。具体的には法語、
史論、哲学書、漢詩文などをさす。⇔
軟文学。
※今日の
小説及び
小説家(1893)〈
内田魯庵〉「其得々として語る処を聞けば所謂軟文学とは小説戯曲詩歌等にして硬文学とは史論伝紀評論の
範囲に属するものなりと」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報