精選版 日本国語大辞典 「破風・搏風」の意味・読み・例文・類語
は‐ふ【破風・搏風】
〘名〙 屋根の切妻(きりづま)についている合掌形の板。また、屋根の切棟(きりむね)の両下して山形になっているところ。本来は神明造りのように、千木(ちぎ)と破風とは一本の材を用いるので、直線の合掌形で、これを本破風(ほんはふ)ともいう。このほか、流(ながれ)破風、千鳥破風、唐破風、縋(すがる)破風などがある。破風板。
※正倉院文書‐天平宝字六年(762)正月一五日・雑材并檜皮和炭等納帳「薄風二枝 各長二丈七尺広九寸厚四寸」
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