砧巻(読み)きぬたまき

精選版 日本国語大辞典 「砧巻」の意味・読み・例文・類語

きぬた‐まき【砧巻】

〘名〙 (砧で打った布のように白くしなやかなところからいう)
小麦粉砂糖を入れて水でこね、薄く焼いて巻いた菓子江戸時代、深川仲町の越後屋のものが有名
※洒落本・部屋三味線(1789‐1801頃)「寒見舞に越後屋の砧(キヌタ)まき
② かつらむきにした大根ウドなどを巻いて甘酢につけた料理。芯に、エビや白身ざかなを巻き込むこともある。

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