砂川 雄峻(読み)スナカワ カツタカ

20世紀日本人名事典 「砂川 雄峻」の解説

砂川 雄峻
スナカワ カツタカ

明治〜昭和期の政治家,弁護士 衆院議員(憲政本党);大阪弁護士会会長。



生年
安政7年2月(1860年)

没年
昭和8(1933)年4月15日

出生地
播磨国姫路(兵庫県)

学歴〔年〕
東京大学法学部法律科〔明治15年〕卒

経歴
江戸へ遊学開成学校に学び、同校が東京大学に改称すると英法・仏法を修め、明治15年卒業。大隈重信の頼みで坪内逍遙・高田早苗らと東京専門学校(現・早稲田大学)の創立に参画し、創立後は講師となり法律を教えた。16年大阪に移り弁護士を開業すると共に東京で重信が組織した改進党の関西での活動事務を司る。以後、25年大阪府議、30年府会議長となり、大阪弁護士会会長、大阪商工会議所議員などを務める。35年衆院議員(憲政本党)に当選1回、政界でも活躍。また関西大学理事に就任、同大及び大阪英法学校の講師を兼務。関西法律学校監事・講師も務める。晩年は弁護士に徹し関西法曹界の重鎮といわれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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