矛先・鉾先・鋒(読み)ほこさき

精選版 日本国語大辞典 「矛先・鉾先・鋒」の意味・読み・例文・類語

ほこ‐さき【矛先・鉾先・鋒】

〘名〙
ほこのきっさき。矛、槍、長刀(なぎなた)などの刃の先端のとがった部分
曾我物語(南北朝頃)五「しりぞいてはらはんとすれば、ほこさきにはまれり」
攻撃。攻撃力。また、向かう目標方向
※甲陽軍鑑(17C初)品四八「山県大備にて、人数廻かぬる。廻かぬれば、自、鋒(ホコ)さきも、よはきやうになる」
冥府(1954)〈福永武彦〉「僕は急に矛先を向けられたので」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android