睨殺(読み)にらみころす

精選版 日本国語大辞典 「睨殺」の意味・読み・例文・類語

にらみ‐ころ・す【睨殺】

〘他サ五(四)〙 にらんで相手を屈服させる。ねめころす。
無名草子(1198‐1202頃)男の論「はてにはにらみころし給へるほど、むげにけしからぬ御心なりかし」

ねめ‐ころ・す【睨殺】

〘他サ四〙 にらみころす。激しい怒りや興奮などの気持をこめて、強くにらみつける。
浄瑠璃大職冠(1711頃)一「長居せばねめ殺す、はや帰れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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