真柄館跡(読み)まがらやかたあと

日本歴史地名大系 「真柄館跡」の解説

真柄館跡
まがらやかたあと

[現在地名]武生市上真柄町

上真柄かみまがらの東南部にある。真柄を中心に勢力をもった豪族真柄十郎左衛門直隆の館跡。直隆は大太刀使いとして著名な豪傑であった。将軍足利義昭が一乗谷(現福井市)滞在中の永禄一一年(一五六八)三月下旬、南陽なんよう寺遊宴の折、義昭よりその豪勇を嘆賞されたことが「朝倉始末記」にみえるが、元亀元年(一五七〇)六月、近江姉川あねがわの合戦で戦死した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android