精選版 日本国語大辞典 「豪傑」の意味・読み・例文・類語
ごう‐けつ ガウ‥【豪傑】
〘名〙
① (形動) 才知または武勇の、ひじょうにすぐれているさま。また、その人。
※本朝麗藻(1010か)下・客有図甞孟君像以詩讚其徳者矣余読史記知四君之為人、同成四韻加篇末〈藤原伊周〉「豪傑人々雖二景慕一。
憐冢上牧羊童」

※国歌八論(1742)準則「当時は豪傑なる歌よみもなければ」 〔孟子‐尽心・上〕
② 俗に、一風変わった人。また、細事にこだわらない人。度胸のすわった人。豪放な人物。
※新西洋事情(1975)〈深田祐介〉東の秘書と西の秘書と「こともあろうに〈略〉この書類を家におき忘れてきた豪傑がいます」
③ (形動) はなはだしいさま。とびぬけているさま。大層。仰山。
※洒落本・南極駅路雀(1789)「それぞれ蹈(ふむ)めへぞ、がうけつに牛がぬいて置(おい)たぜへ」
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