真奪・心奪(読み)しんばい

精選版 日本国語大辞典 「真奪・心奪」の意味・読み・例文・類語

しんばい【真奪・心奪】

狂言。各流。主が太郎冠者を連れて東山立花に使う心(しん)を採りに行く。そこへ男が立花の心にちょうどよい枝を持って通りかかったので、太郎冠者は譲りうけようとするが争いとなり、心を奪ったが、代わりに主家重代の太刀を男に持ち去られてしまう。後にそれに気づいた二人は男を待ち伏せて捕えるが、縄をかける間に男に逃げられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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