精選版 日本国語大辞典 「真土山・待乳山」の意味・読み・例文・類語
まつち‐やま【真土山・待乳山】
[1]
[二] 東京都台東区浅草七丁目にある小丘。隅田川右岸にあり、古くは入津の目標となった。歓喜天をまつる待乳山聖天(本龍院)がある。
[2] 枕 同音の繰返しで「待つ」にかかる。
※万葉(8C後)一二・三一五四「いで吾が駒はやく行きこそ亦打山(まつちやま)待つらむ妹を行きてはや見む」
[補注](1)「万葉‐三〇〇九」の「橡(つるばみ)の衣(きぬ)解き洗ひ又打山(まつちやま)本(もと)つ人にはなほしかずけり」の「又打山」は、類音の繰返しで「本つ人」にかかる序の一部に用いられている。
(2)「文明本節用集」に「待乳山 マチヂヤマ」とある。
(2)「文明本節用集」に「待乳山 マチヂヤマ」とある。
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