眉目好・見目好(読み)みめよし

精選版 日本国語大辞典 「眉目好・見目好」の意味・読み・例文・類語

みめ‐よし【眉目好・見目好】

[1] 顔かたちの美しいこと。また、その人。
愚管抄(1220)四「なのめならぬみめよしにて、もてなされけるがうせて」
[2] (眉目吉) 狂言。大蔵流八右衛門派番外曲。器量のよい男を婿にとろうとしている有徳人のところに、眉目よしという名の不器量息子を持った親が訪れ、いつわって顔が見えないように小袖をかぶせたままで息子を婿入りさせる。あとで、有徳人の娘は眉目よしの不器量な顔を見て逃げ出す。

みめ‐よ・い【眉目好・見目好】

〘形口〙 みめよ・し 〘形ク〙
① 顔かたちが美しい。器量がいい。
古本説話集(1130頃か)五四「みめよき女房の、ただひとりゐたりければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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