精選版 日本国語大辞典 「相方・合方」の意味・読み・例文・類語
あい‐かた あひ‥【相方・合方】
〘名〙
① 事を共にする際の相手方。相手となる者。
(イ) 相手。仲間。相棒。
※談義本・艷道通鑑(1715)四「催従(もより)にまかせ好類(アイカタ)につれ東山北野に集会(つどひ)て」
(ロ) (「敵娼」とも書く) 遊客の相手となる遊女や若衆。
(ハ) 三味線の伴奏者。また、万歳などで相手役の芸人。
※歌謡・松の葉(1703)五「歌一つのうち、二上り三下りなどの調子かはる事あるは、一しほ相手の調子取やう、あひかたに習ひある事也」
※歌舞伎・心中鬼門角(1710)下「相かたに合はぬ諷は役にたたぬ物じゃ」
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