相成(読み)あいなるべくは

精選版 日本国語大辞典 「相成」の意味・読み・例文・類語

あい‐なるべくは あひ‥【相成】

連語〙 (「あい」は接頭語。「なるべくは」の改まった言い方) もしできるなら。なるべくは。
歌舞伎天衣紛上野初花河内山)(1881)三幕「相成(アヒナ)るべくば山吹の、お茶を一服所望申すと、御重役へお伝へ下さい」

あい‐な・る あひ‥【相成】

〘自ラ五(四)〙 (「あい」は接頭語) 「なる」の改まった言い方。
海道記(1223頃)市腋より萱津「実に父兄の教へつつしまざれども至孝の志、自らあひなる者か」

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